もう何年もの間、
聞いては旋律の美しさにため息を吐き、
踊ろうと試みては、
音の波に圧倒されている
ミュージシャンの一人、
Naseer Shamma
イランの出身のウードプレイヤーです。
中東と聞くと、少し怖いイメージが
ついてしまっているかもしれませんが、
中東の音楽は本当に美しい。
特に、イランやイラクの音楽は、
踊ることに何の価値があるのだろう?
踊ることの無意味さを、
自分の無力さを、
ダンサーの存在意義を
問うてしまうほど、
隙のない完成された美しさがある。
そんな音楽を、踊りたい
っと思って、
取り組んでは投げ、投げては拾い…
ってことを長いことやってます。
今度こそは踊ろう!
と何度目のチャレンジでしょうか?
ただいま向かい合ってみていますが、
今回は、手始めに、
こちらの勝手な都合で
この美しい音楽を半分の長さに
編集しないといけないという苦行。
罪悪感と苛立ち。
あぁ…
全編13分フルで踊らせてほしい。
という想いを捨てきれず、
いじいじと編集作業を勤しむ私。
あぁ…
なんて美しいんだ。
困った、どこをどう編集していいのか…
聞き入ってしまって、全く手が進まない。