カメリアさんと10年近くぶりの再会。
カメリアさんは、
ベリーダンス習い始めて半年程のあたしに
ステージのチャンス
(それもマラケッシュのシアターという大舞台)をくれた。
他のメンバーは皆フランス人で、
色気ムンムンのダンサーで、
あたしはまだ性別が定まらない少年のような少女。
パリでの彼女のレッスンは、
そりゃ厳しかったさ。
理不尽だらけで、
若く青いわたしは、とにかく
くそばばーっとよく吠え、
不平不満をとにかく愚痴り、
喧嘩したのも今となってはよき思い出。
時を経て、
久しぶりに朝コーヒーを一緒に飲みながら、
たくさん話して、
そこには今になって感じる
優しさと愛がありました。
小さな若く幼い個人の好き嫌いなんて、
なんの肥やしにもなりゃせんね。
なんて思った。
改めて「時間」ってマジックだね。
本質を見えにくくさせるけど、
熟成させたりもしてくれる。
その日の夜は、お誘いをいただき、
(ほんと身に余るお誘いで
隣の席に座るの緊張したけど。)
シアターオーブで、
「 バベル BABEL(words)」を鑑賞。
2年前「テヅカ TeZukA」をみて以来
ファンのシェルカウイ振付作品。
途中、私の大好きなアユーブのリズム
(に和の雰囲気もミックスされてた感じ。)で
ザーっぽい振付のシーンがあって、
そういえば、
アユーブだザーだのなにもかもわからなかった時分に、
マラケッシュのショーを控え、
カメリアさんに叩き込まれてたな。
とにかくザーをさせられた。
首がもげるかと思った。
以来、人にはさせるけど、
自分では絶対やらない。はは。
そんな記憶もよみがえったり、
そして、
2年前「 テヅカ TeZukA」をみた夜に
出会った人のことも
思い出した。
それがまぁ今のあれなんだけど、
そんなの含め
たくさんの記憶がフラッシュバックしたりして、
いろんな時空に飛んだよ。
そうそうこれ。
そういう舞台(ステージ)やダンスがしたいよね。
舞台に向かって、肉体は座席に座っているけど、
頭や心や精神はどっかにね。
そしてまたわたしは「時間」の神秘について考えるのでした。