ファティンアキン監督作品、
「消えた声が、その名を呼ぶ」を
見てきた。
とても美しい映画でした。
どれくらいの方が、
この気ままにつらつら綴る私のBlogを
読んでいるのかはわからないけど、
私にとって、
とてもタイムリーな映画でした。
私がアルメニアという国に
興味を惹かれ、この一年、
あれこれと突き動される衝動に駆られるきっかけになった
一人の女性がいます。
Anahid Sofian
(右の写真は今年の頭、彼女のstudioで。)
私の心から敬愛するダンサーであり、
私に踊りの美しさを教えてくれた師匠です。
彼女はアルメニア人で、
彼女の祖父母の代にアルメニアジェノサイドという
大虐殺があった。
私は、沖縄出身で、
同じくオジィオバァの代には、
第二次世界大戦における沖縄戦があった。
踊りを通して平和を問い続ける彼女に
言葉少なくとも惹かれるのは
何も不思議なことではなく、
今では、踊りを始めたこの10年の一つのゴールが、
そしてスタートがここだったのではないのかと、
自然に思える。
多分この先も何年、もしかしたら何十年かのスパンで、
ライフワークとして取り組むことなんだろうなぁ。
アルメニアジェノサイドから100年、
戦後70年、
この節目の年に
踊らないといけない業とか、
踊りでもって、なさないといけないことが
きっとあるのでしょう。
そんなことを
プライベートな出来事や、
社会的な出来事から受け取り、
そして受け入れることができた一年でした。
おかげで、今までなら、
わあああ〜っと思うってたようなことへの挑戦と、
やれやれと溜息混じりに心痛めていたことへの対処を、
肝を据えてできた気がするなぁ。
来年は、
アルメニア、
そして前々から習いたかったペルシャダンスを体感しに
テヘランへ行きます。
何かアルメニアのナイスな情報があればメールください!
今年も残りわずか。みなさま良いお年を!
Dance & Peace !!!